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時効とは、一定の事実状態、例えば金銭の請求ならそれが支払われない状態が一定期間継続した場合に、その事実状態が実際の権利関係に拘わらず、金銭の請求ならお金の支払い義務があるかないかに拘わらず、その事実状態に権利関係を適合させる制度、すなわち、お金を支払わない状態が一定期間続いたのなら、今後も支払わなくてもいいことにする制度を言います。
実際に支払い義務を消滅させるためには、時効の申し出（時効援用）を行うことが必要です。この「援用」の文字は「えんよう」と読みます。
なお、ＮＨＫ受信料の時効援用の場合、受信料は毎月発生するものですので、現時点まで未払いの方が時効援用した場合、５年以上前の受信料支払い義務は消滅しますが、直近５年分の受信料支払い義務は残ります。この直近５年分は支払っても構いませんし、また。各月分（または２カ月分）毎にそれぞれ５年経過すると時効援用出来るようになりますので、数年してから再度時効援用することが可能です。
ＮＨＫは時効援用すると直近５年分の支払い義務を認めさせる書類を送って来ますが、これを提出すると直近５年分全体の時効中断事由となり、全体が５年間時効援用を封じられることになりますのでご注意ください。
