Ａ
時効援用しますと５年以上前の一時期を未払いとしていた場合は過去の支払義務全てが消滅します。５年以上前から現在まで未払いが続いている場合は直近の５年分の支払義務が残ることになります。
時効援用後は、
①金額も小さくなったので直近５年分を払ってしまう方。
②引き続き支払わずまた数年後に時効援用を考えている方。
③今後の分だけ払って直近５年分は５年後に時効援用しようと考える方。
など様々です。時効援用を考えるなら債務承認となるような言動、書類の提出は避ける方が賢明です。
時効援用後にＮＨＫから送られてくる「放送受信料未払い確認書」を提出すると債務承認となります。そうする直近５年分全体の時効の中断となり、５年経たないと時効援用が出来なくなります。債務承認をせずにいますと、例えば今から３年経てば、その時点で５年以上前の分は３年分あることになりますので。その３年分について時効援用出来ることになります。
なお、時効援用の内容証明には「一切債務承認するものではない」と明記しております。時効援用しても直近５年分の支払義務を認めたことにはなりません。ご安心下さい。
